「正社員になりたくない」は最も時代にマッチした危機意識の発露である

正社員になりたくない 転職

はい、どうもこんにちは、ANOくんです。

「会社に縛られる正社員になんてなりたくないなあ、、」
「でも世間体もあるし、嫌だけど正社員を選ぶしかないのか、、」
「正社員以外にも道ってあるのだろうか、、、」

今日はこんな疑問に答えていこうと思います。

いきなり結論からになるのですが
僕は正社員になんて無理してなる必要なんてないと思っていますし
今の時代、特に大きな理由もなく正社員を目指すのはナンセンスだと思っています。

今回は僕がそう考える理由を
これまで自分が正社員として働いていた時の経験
周りにいた正社員の方達の実情などを踏まえながら
皆さんにお伝えしていけたらと思っています。

正社員になりたくないと思う”本当の理由”

正社員になりたくない本当の理由

まずは、「正社員になりたくない」というモヤモヤした気持ち
どこからやってきているのかを言語化していこうと思います。

割りに合わない事が直感的にわかっている

まず初めにここですね。
今この時代で正社員になるというのが”割りに合わない”という事が
直感的に理解できているからこそ
正社員になりたくないという思いが生まれています。

割りに合わないと感じさせる原因がどのあたりにあるかというと

・よほどの優良企業でない限り、大して非正規と待遇が変わらないこと
・変化の激しい時代であり、長期雇用というメリットを享受できるかが不明瞭なこと
・なのに、長期雇用メリットを保留にされたまま、前時代的な働き方を強要されること

このあたりが関係しているんじゃないかなと僕は睨んでいます。

日本全体の平均年収が400万円ちょいだと言われてはいるものの
20代、30代でもらえる額なんて平均の遥か下である事がほとんどです。
また会社に尽くし続ける事で長期的には給与が上がり、恩恵に預かれる可能性が高かった
数十年前とは違い、いつ会社が倒産し、いつ経済危機が起き、いつリストラにあうかが
わからない時限爆弾を抱えながらも
長期雇用を行うという前提に基づいた理不尽な働き方を強要される時代に突入しているので
そりゃなかなか正社員になりたいなんて前向きに検討することも
できないでしょと僕は思っています。

この感覚が持てている人って結構、生存能力が高い人だと僕は思っています。
時代に合わせて、自分が死ぬ確率を減らし、生きる確率を1%でも
多くできているのですから。

このどう考えても割りに合わないという事がまずは
正社員として働くことを妨げる大きな理由のうちの1つです。

煩わしい人間関係が嫌だということ

次にこの点ですね。
正社員になると煩わしい人間関係が待ち受けていることも
足が前に出ない理由の1つかなと思います。

正社員として働いていると人間関係がとてもめんどくさくなります。

そのコミュニティが自分に合おうが合わまいが
同調することを強制されます(日本人らしいですね)。

そして何より恐いのが、自分が馴染みたくなかった環境に次第に馴染んでしまい
元来の正常な感覚を持っていた自分が失われ
自分のことが嫌いになってしまうことです

僕もこういった煩わしさを回避し、自分らしさをある程度確保したかったため
新卒で入った会社を辞めた後は派遣社員としての生活をはじめました。
(※厳密にいうと派遣元で正社員雇用され、派遣先に派遣社員として行く感じなのですが
長くなりそうなので割愛)

派遣社員は自由で良いです。会社の中のしがらみに関わることなく過ごせますし
(僕はプログラマなのですが)ほぼ目の前の仕事にだけ集中しながら
日々を過ごす事ができます。

元来、プログラミングといった仕事自体は好きであるため
煩わしい人間関係がなく、自分のわりかし好きなものに熱中できる
今の環境は結構気に入っていたりします。

実際に正社員としても、派遣社員としても働いてみて両者の違いを体験しているからこそ
正社員として働きたいと思わない大きな理由の1つに
人間関係のしがらみが上がるんじゃないかなと思います。

世間体よりも大事にしたいものが自分の中にある

最後にここですね。
なかなか表立っていうのがはばかられる事ですが
世間体なんかよりも大事にしたいものがある人
正社員就職を拒む傾向が高いと色んな人を見てきて実感しています。

例えば僕の例で言うと

当ブログを運営できるだけの時間的・体力的自由が欲しい
読者したり映画を観たりと、ゆったり自分の世界にひたれる時間を確保したい
仕事は仕事と割り切れる環境で働きたい

上記のような考えが腹の底にはありましたが
正社員として働いていた頃にはこれらがどれも叶えられませんでした。

少しの間であれば我慢できますが、長期となるとどうしても我慢できず
前述したよう会社を辞め、自分の自由が獲得できる道へと歩を進めました。

今この記事を読んでくださっている「正社員になりたくないなあ」と思っているあなたも
内容は違えど、世間体を意識して正社員になることよりも
もっと大事にしたい事がきっと自分の中にあるはずです。(でないとこの記事は読まない)

僕個人の見解になりますが、その考えは間違っていないと思います。
世間体を気にしても後に残るのは喪失感だけです。
僕も含め人間は長期的には特に大事でもなんでもないものを
短期では意固地になって獲得しようとしてしまう弱い生き物です。

この件はなかなか表立っては言えないし
正社員就職をしない理由としても言いづらいからこそ
よりモヤモヤが募る事案だと思います。

ですがどうかその本心を忘れないで。
世間体なんてクソくらえ、トイレに流してポイっで良いです。
腹の底にある思いを優先しましょう。

正社員のメリットとして叫ばれることの”実態”

正社員の実態

次に正社員として働く事の実態について
お伝えしていきます。
「もうそんな事知ってるよ〜」という事柄もあるかもしれませんが
まあ、ここは一つ復習も兼ねて、という事で
お付き合い頂けたらと思います。

長く勤めれば給与が上がるという幻想

はい、まずこの幻想ですね。
先ほども少し触れましたがこの幻想はもう崩れましたね、完全に。

理由は以下です。

・経済環境が目まぐるしく変化する中で、長期の約束ができる企業がなくなってきた
・企業側も固定で雇うより、スポットで雇う方がメリットがあると考え出した
・コロナショックで個人も資本主義の限界に気付きはじめた

こんなもんですかね。
上2つは今更という感じですが
もうこの時代になかなか人なんて雇えないですよね、固定で。

経営者の気持ちになればよくわかるのですが
東日本大震災しかり、COVID-19しかり、
もう訳のわからない何十年に一度と言われている未曾有の事件が
ここ数年立て続けに起こっていますよね。

本当にどうなるかわからない。誰も先を読めない。
そんな中で働き手もメリットを感じられなくなっているのに
わざわざ正社員を雇おうなんて正気の沙汰ではできません。

案件ごとに、必要な時だけ、人を集めて仕事をさせた方が
企業が生き残る可能性が上がることは自明です。

そして今回のコロナ不況によって個々人の考えも少しずつ変化してきていると思います。
終身雇用制度がすごい勢いで崩壊したかと思えば
今度は資本主義自体が根底から覆されていきましたよね。

資本主義の源流には”死ぬまで血を流しながら前へ進む”と考えが流れています。
マルクスも言っていますが
余剰を増やし、その余剰を使ってさらなる余剰を増やし、、、(以下同)
という無限のループが根底にはあります。無限地獄です。(気になる人は調べてみてください)

果たしてこの制度で人々は幸せになるのか?とみんな薄々疑問を抱きながらも
考えを深めて行動を起こす時間も余力もないまま時が流れていましたが
コロナ契機で向き合うきっかけができましたよね。

すでに一定レベルの満足度を担保する環境を作り切ったのに
これ以上本当に前に進み続ける事が正しいのか?と。

話がちょっと(というかだいぶ)逸れましたが
これらの大きな不安から、やっぱり企業に対しての期待感が持てなくなりましたよね。
まずはそこが正社員就職の人気が失われつつある大きな根本原因かなと思います。

生活のほぼ全ての自由を奪われる仕組み

ここは軽くさらっと流そうと思います。

要は正社員になると、”社畜”と呼ばれる働き方をしなきゃならんという事です。

これそもそもは企業が長きにわたって存続することを前提として
「将来はええ思いさせてやるから、
んで生活は守ってやるから、こっち(会社)の言うこと全部聞けぇい!」
というものだったんですが、まあ今実態はちゃいますよね。

そもそも将来の約束も生活も守れるかわからんけど
”正社員ってこういうもの”ていうステレオタイプが根強く残りすぎてる
今、上司となりブラック労働敷いてくるおっさん連中は
労働環境の前提条件が変わったことに気づけない(頭がよくないから)ので
自分たちがやってきたことと同じことを求めてくる。

人間はこれから自分の身に襲い掛かる理不尽は避けたがるが
自分が経験した理不尽は人に押し付けるという性があります。

部活動強豪校での体罰問題や古参企業でのパワハラ問題があるのは
この人間の悲しい性に起因しているのは間違いないスよね。うん。

短く流そうとして長くなってしまうのが僕の悪い癖ですが
つまりはそういう条件の中で働かにゃならんから
自由や尊厳がガンガンに奪われちゃうってそういう話でした。

はい次にいきましょう。

そもそも正社員が良いというのは誰が言い出した?

最後になりますが、ここが結構大事です。
ここは少し落ち着いてゆっくり考えて欲しいです。

「そもそも正社員が良いって誰が言い出した?」
という問いについて考えを巡らせて見るのは重要です。

これ僕の考えなんですけど、多分これ言い出して
正社員が偉いぞ、すごいんだぞっていう風潮作ったのって
”経営者のお偉い方”なんですよね。

理由は簡単で正社員がすごいんだぞって風潮になって一番得するのは
経営者の皆さんだから
やっすい給料でコキ使って、自分はピンハネして搾取してって仕組みが
自分を悪者にしなくても作りあげられるでしょ。

天皇制を敷いて、お国のために〜つって戦線に兵隊を
ガンガンぶっ込んでるのと仕組みは同じです。

正社員は偉いもの、この会社は社会にホニャホニャな貢献をしていて〜
みたいなクソの役にも立たない大義名分なのをぶら下げれば
多くの人はそこを信奉し動くってことを彼らはわかっているから
正社員神話というのは作られてきたんス、多分ね。

こういう意味においてはやっぱり賢いっすよね、経営者って。

生かさず殺さずのお金を与えて、一定の社会的な尊厳を保たせておけば
働きアリのようにせっせと自分の元に餌を運んできてくれると理解しながら
高みの見物と洒落込む事ができるんですから。

まあそんな訳でして
僕らに与えられるメリットって上述したモノくらいしかないんですよ、
普通に正社員になるだけだったら。

様々考察してきましたが、現代において
正社員として生きるとどうなるかという実態とか
正社員神話がいかに作られてきたかとかの
現実的なお話をここではさせて頂きました。

ではここからは、「じゃあこの時代どう生きていくべ」っていう
未来のお話をしていこうと思います。

今は非正規・フリーランスに追い風が吹いている

非正規・フリーランスに追い風が

とりま僕の意見はタイトルの通りです。
今は非正規・フリーランスに追い風が吹いているって思っているからこそ
僕は派遣社員っていう働き方を選択していますし
コロナ不況回復の様子を伺いながらフリーランスに切り替えようと思っています。

それはさておき、まずはなんで非正規・フリーランスに追い風が吹いてきているか
という理由を述べていこうと思います。こっから真面目にいきます。

同一賃金同一労働で給与水準上昇

まずはここですよね。
コロナ不況に目を奪われがちですが
2020年の4月1日から派遣法の改正があり
同一賃金同一労働制度が導入されました。

この制度の概要をざっというと
”同じ労働をしているのであれば、支払われるべき給料を均等にしよう”
というようなものです。

これまでは正社員と派遣社員が同じ労働をしていても
正社員の方が待遇がよかったりするケースが多かったのですが
その格差を無くしましょうよ、という如何にも日本らしい施作が打ち出されました。

で実際に僕も派遣先では派遣社員として働いているので
給与の是正があり、またちょうどこの4月が昇給の時期だったこともあり
月々のベース給が4万くらい増えました。(残業代抜きで35万ちょいくらい)

こうなってくると正社員でいるメリットが
ますます無くなってきますよね。

待遇も非正規と変わらない、将来の約束もされていないのに
重い責任とぐちゃぐちゃした人間関係の中で生きていかざるを得ない。

先ほども少し触れましたが、固定で人を雇うのではなく
仕事ごとに案件ごとに人をスポットで入れて回していく、というスタイルが
どんどん流行していくきっかけとなりうるのが
この同一賃金同一労働ですし
個人単位で仕事が取れるスキルを身に付けると
割りと稼ぎやすい時代が到来しています。

コロナショックで大幅リストラ

次にここですね。
これはもちろん非正規も正規もどちらも対象になるのですが
パフォーマンスを発揮できていない人間から
どんどんと首を切られていく時代に突入しました。

従業員側からすると仕事が休みで給与も入ってラッキーくらいの
感覚の人もいるかもしれませんが
経営者側からすると働いていない人にも固定で給与を出さなくてはならず
今の状況って死活的なものです。

なのでこれまで以上に仕事で力を発揮できない人は
立場が危うくなっていきます。
正社員だろうが派遣社員だろうが変わりなく
自分のスキルを磨き、成果を上げられる人間だけが
生き残っていけるような厳しい社会が出来上がりつつあります。

これは同一賃金同一労働のようなプラスの意味で非正規・フリーランスに
追い風がきているという話ではなく
マイナスの意味で”誰もが自分で仕事を取れるだけの力を付けないとまずい状況”
今の日本に到来してきているため、追い風というか追い詰められている
というニュアンスの話になります。
チャンスがあるから、でなく、ピンチだからこそ変わらないといけないということです。

自由に動けるものが勝つ時代

非正規・フリーランスに追い風がきているという話のまとめになるのですが
これからの時代は「市場から需要のあるスキルを身に付け、自分で仕事を取れる」という
力を身に付けないと、雇用形態関係なく、生存していくのが難しい時代になります。

だからこそ「なんか正社員なりたくないな」と思うのも思う人が増えるのも
当然なんです。そんなところに拘ってたらまずいっていうアラートを
無意識のうちに自分が発しているからなんです。

もちろんただお金があれば良いというような話ではないですし
人生には仕事以外にも重要なことはたくさんありますが
自分が生きていく上での基盤が揺らぎ続けていては
なかなか安心して暮らすことができないと思います。

そのためにも今、個人としてのスキルを高めたものが
生き残っていける時代が来ているということを認識しながら
生き残りをかけて自分を磨かねばならんのです。

「正社員になりたくない」は時代に適合している証拠である

適者生存ー変わる時が来た

ここまでで正社員になりたくないと思う理由を言語化してみたり
正社員として働く実態を僕の経験談からお伝えしたり
今どんな風が吹いているのかをお届けしたいしてきました。

繰り返しにはなりますが今「正社員になりたくない」と思っている人は
非常に感度が良いです。危機感を持てています。

だからこそ、その違和感を大事にしてください。
決して無視しないでください。
違和感の正体を丹念に見つめてみてください。

きっとそこを解き明かした先に、この時代を生き抜いていくための
自分なりのアンサーが見つかるでしょうから。

ではでは今日はこのあたりで。