【暇になってからが真のニート】暇な全ニートへ送る鎮魂歌

レクイエム ニート

はい、どうもこんにちは、ANOくんです。
ニート期間を数ヶ月過ごすと訪れる「突然な暇」

見たい映画やドラマは見尽くしたし
読みたかった漫画や本も読み尽くしたし
ゲームは全部クリアしちゃったし
ソシャゲは無課金で上限までやり尽くしたし
死ぬほどダラダラしたり寝たりして体は健康になったし
んで、もう悲しいほどに「暇だ」
なっちゃう時期が来ます。

僕もニート開始から2ヶ月経ったあたりから
この虚無感とも言える暇を感じるようになりました。

ですが振り返ってみるとこの「暇」を感じ始めたのが
ニート期間のターニングポイントであり
その後の方が死ぬほどくだらなくて狂った日々を送れました。

今日は暇を感じ始めた全ニートの皆さんに
「暇」というターニングポイント後の
最高にしょうもない過ごし方を実体験を元に
お伝えしていこうと思います。

ニート中級者以上向けの記事ですので
まだニート期間が短かったり暇を感じていないニート初心者の方は
このページを閉じてください。
んじゃどうぞ。


暇つぶしから脱却。虚無とつるみはじめよう

僕は平成最後の年に約150日くらいニートをしてたんですが
70日越えたあたりから心からの暇を感じ始めました。

そのゾーンを迎えてからの実際にやってた
過ごし方を紹介していこうと思います。

青春18切符で鳥取砂丘まで行って30分くらい見て帰った

冒頭でも述べたんですが数ヶ月もすると
サラリーマンやってた時に「あれしたいな、これしたいな」ってこと
だいたい全部やり尽くしててめちゃ暇なんですよね。
皆さんもわかると思うんですけど。

一方でお金もあんまりないし、暇すぎて頭もおかしくなります。
そこで当時の僕は
「1日の時間死ぬほど無駄に使ってみよっ」と思い立ち
青春18切符を券売屋に買いに行きました。

5枚綴りはさすがに高すぎるし5回も使う予定ないので
1回だけ使えるやつを買いました。(確か3000円ちょいくらいだった)

青春18切符なんで新幹線とかは乗れないので
鈍行でひたすら5時間くらい電車に揺られて鳥取県まで向かいました。

んで鳥取駅について昼過ぎくらいだったんで軽く飯食って一服して
バスに乗って鳥取砂丘行きました。

んでまあ砂丘ってほんと砂だけなんすよ。
感想も「砂がたくさんあるなあ~」くらいのもんでして。

なのでなんかそこで考察やら考え事やらが生まれるんかと思ったら
特に何も出ず「楽しませてもらおうなんて考えが甘かったか~」
とちょっとしょんぼりしながらまたバスに乗りました。
そんで3時くらいにまた電車に乗って5時間くらい揺られて帰って行きました。

帰りはちょっと奮発してアサヒスーパードライを飲んでたんですが
電車の中で夕日を見ながら飲むビールは最高でした。悪魔的。

砂丘に対しては特段感想もてなかったんですが
これやっておもろかったのって
「車窓から見える風景から地元の人々の生活を想像する」てことでした。

「あの肉屋のおばちゃんは常連になったらサービスしてくれそうやなー」とか
「あのギャルはスカートの短さがアイデンティティなんだろな」とか
「あのおじさんのズラかズラじゃないか微妙にわからない被り方は
普段の生活でも人を困惑させている姿勢の表れなんだろなあ」とか
まーー、どうでもいいこと考えたりしてました。

でもね、同じ場所におったらこんな思考も出てこなくなるし
なおかつ働いてたりしてたらそんな想いを馳せることもできなくなるんですよね。

クッソ時間が余ってて暇だったら
振り切って無駄に時間を使うってのは結構オススメです。

(※注:上記の想像は行きのシラフの時のです。
帰りにビール飲みながら思いを馳せるとエロい考えしか浮かばなくなります。
お気をつけあそばせ。)

無機物になる

これも結構おもろかったです。

1日中「無機物になる」と決める。
んでほんまに何も思考しない。

思考しないためにスマホ見ない、テレビ見ない、ゲームしない、漫画読まない。
情報が入ってくるものを排除する。
んでマジで無機物になりきる。

「僕は空気。思考も感情も何も持たない存在なのだ。」
そう言い聞かせる。

ただただ空気が循環するかのごとく食物を自身の体内に入れ
排泄を行い、惰眠を貪り、ニコチンを摂取し、眠りにつく。

完全なる無にどこまで近づけるかを試す。そんなことを丸一日しました。
やった結果「これ仕事するよりしんどい」という感想が出ました。

マジ人間何もしないのってめちゃ辛いんですよね。ただ
「空白を作ろうとしたのに、その空白がある一日が一番目立つ」という
ことにも気づくことができます。

人間はどれだけ多くの空白に色を塗って埋めてるのかが気づけます。
人間は無機物にはなれんのだ、有機物なんだと身を以て勉強できました。

(注:家族がいる場合えげつなく心配されるのでいないときにやってみてください)

僕がカエルに生まれ変わったら

社会でヤンヤン言われてるのって実益ばっかのことじゃないですか。
やれ売上上げるためにはー、やれ社会人はどうのこうのー、
面接合格の必勝法はー、とか。何だかつまんないっすよね。

んでだから実益にならない思考にひたすら没頭すると
自分が何に興味あるんかってのが結構見えてきます。

僕が結構長い時間ウンウン考えていたことが
「自分がカエルに生まれていたらどんな生き方してたかな?」
ていう議題です。

なんか今世はたまたま人間になっちゃったけど
輪廻転成が仮に行われていると考えた時に
例えば僕が来世でカエルに生まれたらどんな生き方するんだろう、って
ずーっと日向ぼっこしながら考えていました。

んで答えとして出たのは「カエルも人間も乗り物。あとはドライバーの魂が決める」
てなものです。

魂は延々脈々と受け継がれていくもんなんだろうと思いますし
その魂も今乗ってる乗り物のスペックなんかを把握しているはずなので
その乗り物で到達できるところに今世では行こうとしているはずだ、という仮説です。

だから多分僕がカエルになったら、毎日気ままに歌を歌って
冬眠の時は他のカエルよりも長くぐっすり眠って
夏に調子に乗ってぴょんぴょん道路を飛び回って
軽トラかなんかに惹かれてあっけなく死ぬのかなあ、とか想像しました。

カエルという乗り物に魂乗せてたらそんな感じになるんかなあ、と。
なんかこんなどうでもいいこと考えてると
身の回りのものに興味湧いてくるんですよね。

この木は前世は何だったんだろう、どんなこと今考えてるんだろう、と
生き物に興味が湧いたりします。

そして生き物と一人で会話をし出したりします。楽しいです。
客観的に見るとただの不審者です。
時間帯考えてやって見ると面白いかもです。

思考の余白が残された本や漫画を読む

普段何の気なしに読んでいる漫画とか見ている映画もいいんですが
ちょっと思考する余白の残されてる本とか読んで見ると
思考が血液みたいに循環する感覚があって面白いです。

僕が読んできた本と漫画をそれぞれ紹介します。

人間失格

言わずと知れた日本の名著、太宰治の作品です。
ニート期に読むと非常に思うところが多いです。

特に僕が好きな一節がこちら。

自分でも、ぎょっとしたほど、陰惨な絵が出来上がりました。
しかし、これこそ胸底にひた隠しに隠している自分の正体なのだ、
おもては陽気に笑い、また人を笑わせているけれども、実は、
こんな陰鬱な心を自分は持っているのだ

(太宰治(1948).人間失格)

ニート期間を過ごしていると自分の嫌な部分、目を背けたくなるような部分が
たくさん出てくると思います。

自堕落な生活、自分を苦しめる虚栄心などなど
社会に出て生活している時よりもよっぽど
自分にベクトルが向いて自分の嫌な部分に直面することになります。

正直言ってニート期初期にこの本を読んでいたら結構落ち込んでたと思います。
だけどある程度の期間を経験して人間の闇の部分に触れることで
自分のゴミだめのような部分に立ち入ることができるようになったかな、と。

「シンプルに落ちたい」と思ったらこの本読んで見ると良いかもです。

もう消費すら快楽じゃない彼女へ

これは田口ランディさんっていう女性作家さんが
書かれているエッセイ集のようなものなのですが
十数年前の日本の情勢に思うことを書き綴られています。

例えば地下鉄サリン事件や神戸連続児童殺傷事件など
マイナスの趣のある題材を取り上げられています。

この本の中で僕が一番心に残ったのは
主婦の幼児虐待問題を取り上げた中での一節。

昔はスケベな目を向けた男が、「おばさん」と自分を
軽蔑するようになったら。亭主がセックスをしなくなったら。
そうこうしているうちに若作りも限界に達したら。
腹がたるんで、話題もなくて、社会性もなくて、貧乏で、
何もかも「うざってえ」って思ったら。子供のままでいたい少女たちが、
年だけとったら、どうするだろう。
自分なんかいてもいなくても同じだと感じたら、何で空虚を埋めるだろう。
幼児虐待、不倫、精神病、ギャンブル、犯罪・・・・・・。
それらの選択肢が必然的に残っていく。

(田口ランディ(1999).もう消費すら快楽じゃない彼女へ)

常識上、人間の幸せの形と言われる「結婚」ですが
その制度には脆弱性が大いにあるなと改めて気づかされました。

人間は大きすぎる空虚には耐えらえない。
今なんとか生きながらえているのも
何かによってその空虚を埋めているからであり

気づかぬうちに空虚に支配された時、人は狂い、人でなくなる。

(ANOくん(2019).ANOくんの思想)

ニート期に暇を感じ出した時って間違いなく空虚に支配されかかっています。
今の自分の状況とこの幼児虐待をした主婦との姿を重ね合わせて見て見ると
何かヒントが見つかるかもしれません。

形而上学

難しすぎて意味がわかりませんでした。
この本をヒントに何か思考が進められるのは半年か1年後くらいかな、と。
また思うことがあればここに追記します。

漫画

るみちゃんの事象

「郁野るみ」という女子高生が主人公のギャグ漫画なんですが
主人公のるみちゃんが奇天烈すぎてとても勉強になります。

るみちゃん

ほんと、自由奔放に自分の中に確固たる軸を持っていて
それでいて人間味のある るみちゃんを見ていると
現代の生き方のヒントがあるような気がしてきます。

34歳無職さん

ニート期間長すぎてちょっと病んできている人にオススメ。
無職の生活をかなり丁寧に描いています。
ニートの方には結構ダブる生活スタイルや心の動きが描かれていて
読んでホッとするような漫画だと思います。

34歳無職さん

今メンタル病んでない方はあんま読まなくてもいいかも。

HUNTER×HUNTER

言わずと知れた日本漫画のマスターピースの内の1つなので
読んだことある方多いかもしれませんが
HUNTER×HUNTERこそマジで
時間と気力と体力に余裕のある時にこそ読むべき

だって疲れてたら内容理解もできないし
各キャラクターの思惑の深読みもできないですからね。

なのでニートで暇になった後のオススメの読み方は

①グリードアイランド編までをサクッと読んで復習
②キメラアント編からじっくり読みだす。(2回くらい読み返す)
③暗黒大陸編はさらにじっくり読みだす。(3回くらい読み返す、登場人物関係図を書くとなお良し)

正直、暗黒大陸編からは話が複雑になりすぎて
一読だけだと消化できないと思います。
なんで時間のある時に極めて丁寧に読むのがオススメ。

HUNTER×HUNTER読めるのってマジで幸せなことだと思うんですよね。
漫画っていう形態取っているから本ほどの評価は出てないかもしれませんが
個人的には「リヴァイアサン」とか「資本論」とかそういった
世界の名著にも引けを取らない作品かと。

メモリの無駄遣いをしよう。

メンタル病まんように

さっき田口ランディさんの「もう消費すら快楽じゃない彼女へ」の
部分でも言ったんだけど、
ニート生活に暇を感じ出したらじわじわと虚無が襲ってきます。

これ襲われて負けちゃうとメンタル病んじゃって
まーしんどい状況になるんで、ある程度虚無を埋める工夫も必要です。

料理作る

料理っていんですよ。何も考えなくていいから。
ただただレシピにそって野菜を切って
だし汁を作って、焼いて煮て、皿に盛りつけたら完成。

ただでさえニート生活って時間がたくさんあるんで
その多すぎる時間に耐えきれず病んじゃうケースってよくあるんで
考えない時間を生活に設定しておくのが大事。

僕は晩飯は毎日手料理作ってました。
ヨシケイとかの毎日メニュー決めててくれて
材料配達してくれるものとかにすると、なお良いです。

散歩の時間を作る

散歩もよし。30分くらいでいいから
ぼーっと歩く。

昼頃だと世間の目が気になるようだと
夜とかでいいので歩く。

基本脳の動きと体の動きって関係しているので
歩いているとあんまりマイナスな思考しなくなります。
これも時間決めてやっとくと良い。

虚無への対応策の2つ目としておすすめでっす。

興味があれば実益に繋がることも

次にさっきまでで挙げたことにも飽きてきたら
実益に繋がることをしてもいいかなと思ってます。
僕も実際に2つほどしてました。

プログラミングかじる

Progateっていうオンライン学習サービスがあるんですけど

https://prog-8.com

これ使って勉強したりしてました。

意外と面白かったですし、この趣味が高じて
ITエンジニア職への就職が決まったりもしました。

地方から未経験でITエンジニア職に転職にできた件について【転職のコツを紹介します】

プログラミング勉強していると日々目にしているWebサービスが
どんな構造しているのかがなんとなくわかってくるし
学べば学んだ分だけ自分の手数が増えていくので
なんだかゲームを攻略しているような感覚で面白くなってきます。

あと、実家で暮らしている方だったら親への説明材料にもなるかな。
「技術の勉強をしてるんだ」って言えるので。
まあシンプルに1つのことに没頭できて
作業するのが好きな人には良いかなと思います。

ブログ書いてみる

これも面白い。あとうまくいけば収益も出ます。(僕は今月1000円くらい出た。発泡酒10本買えます。やったー。)

この辺りのメリットデメリットは
この記事にまとめてるんでよかったら読んでみてください。

【ブログを書くメリット5選】実はブログを書くメリットは”金銭報酬以外”にあった

気が向いたら就職してみてもいい

上記のことをやり尽くしてそれらも飽きてきたら
一回職についてみるのも面白いですよ。無理のない範囲で。

やっぱ色々と自分の好きなことをやってると
興味のあることとかやりたいこととか出てくると思うんで。僕もそうでしたし。

なんで最初っから正社員とか大企業とかそんなハードルあげなくていいと思うんで
例えばプログラマーのアルバイトしてみるとか
クラウドソーシングサービスでライター職を受けてみるとか
興味のある分野で低いハードルから
ちょっとずつくぐっていけばいいんじゃないかなと思います。
僕もゆるっと就職活動したら就職できたりしたんで。
よかったら参考にしてみてください。

【実はカンタン、ニート脱出】ゆる〜く就職したぼくの体験談を紹介

短いまとめ

最後に僕の好きな本の一節を紹介しておわりにします。

寿命が千年ないのに、ぼくは何から手を付けていいかわからなかった。何をすればいいのだろう。仮に、とりあえず、今のところは、しばらくの間は、アルバイトでもして様子を見る。そういうことだ。十年先に何をやっているかを今すぐに決めろというのはずいぶん理不尽な要求だと思って、ぼくは何も決めなかった。社会は早く決めた奴の方を優先するらしかったが、それはしかたのないことだ。ぼくは、とりあえず、迷っている方を選んだ。

(池澤夏樹(1988).スティルライフ)

人生長いんで気ままに生きましょう。
成功しようが失敗しようがどっちでもいいし、死んだら灰になるだけ。
人生に意味なんてないです。好きなように生きたらオッケー。

のんびりいきましょう。おわり!